〜一味違ったスイス社会に身を置く交換留学〜 ベルン大学に行く慶應義塾生にインタビュー「3年 小野田葵さん」

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〜一味違ったスイス社会に身を置く交換留学〜 ベルン大学に行く慶應義塾生にインタビュー「3年 小野田葵さん」
こんにちは!交換留学.com事務局の天野です!
今回はベルン大学に交換留学予定の慶應義塾大学の小野田葵さんにインタビューさせてもらいました。
今回は初のスイスの大学のインタビューとなりますが、スイスはヨーロッパの国の中でも多民族で一味変わった社会であるといいます。
そんなスイスのどのようなところに惹かれて交換留学を決意したのかをお聞きしました。
まずは、ベルン大学がどんなところなのか?見てみましょう!!
1.ベルン大学とは???
ベルン大学は1528年に創設された歴史ある大学です。学生数は1万人ほどと比較的小規模ながらも経済学や法学、理学を中心に様々な学部を有しています。また、スポーツ施設なども充実しており世界のトップ大学としてその地位を確立しています。
2.ベルン大学に行く 小野田葵さんにインタビュー
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本日はよろしくお願いします!まずは、交換留学に行きたいと思ったきっかけを教えてください。
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高校2年生の時の短期留学で素晴らしい経験をしたからです。
短期留学の間に様々な人との出会いの中で人と違うことの素晴らしさを知ったように思います。
ブラジル人のお父さん、ポルトガル人のお母さんイギリスで生まれ育ったホストブラザー。ルームメイトにイタリアの大学生とサウジアラビアの会社員!
クラスメイトにはヨーロッパの国々をはじめ、アラブ首長国連邦、カザフスタン、クリミアといった本当に多様な人に会い、関わり、自国のことを誇らしげに語る彼らに感銘を受けました。
ずっと同じ土地に生まれ育ち狭いコミュニティで生きていた私にとって「あ、私の生きてる世界って周りの人が全てじゃないんだ。もっと世界って広くて複雑で生き生きしてるんだ」って単純に思わせてくれました。
自分がなんとなく抱いていた人をはかる尺度みたいなものがすっと消えて自分を強く肯定できるようになった気がしました。
そして、大学生になったら必ず長期留学をしようと決意しました。
ベルンの町の様子。
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トフル(TOEFL)はどうやって勉強しましたか?
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私の場合、ヨーロッパなのでIELTSを提出しました。全て自学自習です。スコアの面で伸び悩んだときは、通学時に英語のラジオを聞く、writingは書いたままにするのではなく必ず教授に添削してもらうなどしました。
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ベルン大学を選んだ理由は何ですか?
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ゼミでナショナリズムや民族意識、排外感情について研究する中で、ヨーロッパで民族・宗教について学びたいと思いました。
特にスイスという国は国際人道主義発祥の地であり多民族社会です。ダボス会議に見られるように世界的に報道の発信力が強いという特徴もあります。そうした点からスイスに心惹かれました。
ベルンは中世の町並みの残る素敵な街です。学術的ではないのですが、高校生の時にOxfordを訪れてヨーロッパ中世の街並みに強い憧れを抱いたというのも理由にあります。
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面接で何を聞かれましたか?
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Q:志望理由を簡単に教えてください。
A:スイスの社会構造や民族意識に非常に興味惹かれたからです。Q:西洋史でどんなことやってるの?A:様々な時代、範囲なので一概には言えませんが、特に私の印象に残っているのは、「大戦下ドイツの民族とメディア」・「他民族国家ブラジルのナショナリズムについて」の授業です。Q:この科目の成績なんで悪いの?
A:単語を埋める暗記問題だったからです。文章で論じる科目は全てAです。Q:疑問に思ったスイスの民族意識について持論はあるの?
A:「共通の国防意識の強さから連帯感がある」と書籍にありました。実際にどうなのか社会に身を置いた上で考えたい思います。Q:海外滞在経験は?
A:長期滞在はありません。長くて3週間です。Q:何かカルチャーショックはあった?
A:韓国でのホームステイです。2世代離れたホストファミリーとの交流の中で「個人の信頼関係の構築が国の見方に揺さぶりをかけ得る」と知りました。
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エントリーシートには何を書きましたか?
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自分の個性が出るように、高校生の時の経験や日頃社会に対して思っていることを自由に書きました。
自分の身の回りに起こったことやその時にどう感じたのか、どんな問題意識が生まれたのか理論立てて説明することができれば面接官の心を掴めると思います。
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ベルン大学に期待するものとは?
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ESNという学生ネットワークでクラブ活動やボランティア活動を行っていると聞いたので、寮のフラットメイトだけでなく課外活動の中でも友人ができたらなと思っています。
ベルン大学は対応が丁寧かつスムーズなので今の所とても印象が良いです!笑
世界遺産に登録されている市街地を思う存分に堪能するだけでなく、ヨーロッパ各国へのアクセスが良いのでたくさん旅行したいです!笑
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後輩に一言お願いします!
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志望理由書も面接も全て相手との対話だと考えることが必要です。相手がどんな話をしたら面白いと思うか熟考する事、しっかり準備して自信を持つ事。それが全てです。
とはいえ、私は出願にあたって教授や先輩方にたくさんたくさんお世話になりました。多くの交換留学派遣生がそうだと思います。ですから、遠慮なく私たちにコンタクトをとってください!出来る限りの事します!!
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ベルン大学の授業について ※交換留学中の小野田さんに再度インタビューさせていただきました!
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ドイツ語の初心者用コースが埋まってしまっておいて履修できませんでした。
しかし、それ以外は特に問題ありません。ずっと履修したいと思っていたreligious extremismのセミナーもちゃんと履修できたので満足しています。
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課外活動について
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在スイス日本大使館で行なっている日本語会話の会に参加したり、大学の日本語クラスでアシスタントをしたりしています。
日本語クラスの生徒たちとは本当に仲良くなって、ホームパーティーに呼んでもらったり、週末一緒に出かけたりしています。
また、ESNという学生団体を通して様々なイベントが行われているため、交換留学生同士も仲良くなる環境が整っていると思います。みんなでチーズ工場を見学したり、ハイキングに行ったり、国会議事堂の見学ツアーに参加したり!
部屋の窓からの様子
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ベルン大学に2ヶ月滞在してみて
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ベルンには私が想像していたよりも遥かに様々なルーツの人々が住んでいました。大学で出会う友人も本当にバックグラウンドが様々です。
ある友人は両親が内戦から逃げてきた話をしてくれました。
様々な宗教の信者で作り上げるイベントに参加したりして日々刺激的な毎日を送っています。
私の交換留学のテーマは「共生」なので、そう言った意味でこの大学を選んで本当に良かったと思っています。
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交換留学先での生活に対してアドバイス
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スイス留学は物価が高くて大変ですが、外食せずに自炊していれば他のヨーロッパの国とあまり変わらないと思います。
それから、ベルンは本当に素敵な街です。時々、疲れてしまったり日本が恋しくなることもあるけれど、窓の外を見渡したり外に出れば、綺麗な景色に何度も心踊ります。悩むことがあるなら自分の部屋で一人で考えるのではなく、外を歩いてみる!誰でも良いから話してみる!そうするとモチベーションが上がると思います!
イベントの様子!
3.まとめ
いかがでしたでしょうか? スイスへの交換留学は毎年倍率が高く、戦略的に応募する必要があります。
そして、交換留学は語学力の準備に時間かかります。また、交換留学の選考には十分な対策が必要です。
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