【交換留学インタビュー】シンガポール国立大学(NUS)に行く慶應義塾生にインタビュー「4年 由比葉月さん」

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【交換留学インタビュー】シンガポール国立大学(NUS)に行く慶應義塾生にインタビュー「4年 由比葉月さん」
こんにちは!交換留学.com事務局の天野です!
今回はシンガポール国立大学(NUS)に交換留学予定の慶應義塾大学の由比葉月さんにインタビューさせてもらいました。シンガポール国立大学(NUS)に行くチケットをどうやって勝ち取ったのか細かいところをお聞きしました!
1年卒業を遅らせてまで交換留学をする由比さん。4年生から交換留学するには自らの意思だけではなく、親御さんの許可など様々なものが必要になってきます。4年生から交換留学を検討している方はぜひご覧ください。
まずは、シンガポール国立大学(NUS)がどんなところなのか?見てみましょう!!
1.シンガポール国立大学(NUS)とは???
シンガポール国立大学(NUS)は1905年に設立された、シンガポールでもっとも古い大学です。世界大学ランキングではアジアで1位に輝いています。世界各国から交換留学生を集めており、欧米や中国、韓国からの交換留学生も多くなっています。キャンパスは北海道大学よりも大きく、最寄り駅からキャンパス内をバスが巡回しています。医学部・工学部・生命学部など理系もさることながらビジネスも強く、アジアのなかで急成長するシンガポールのブレーンとして機能しています。
2.シンガポール国立大学(NUS)に行く由比葉月さんにインタビュー
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本日はよろしくお願いします!まずは、交換留学に行きたいと思ったきっかけを教えてください。
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高校では6クラスのうち1クラスに帰国子女が多いクラスがあり、英語を鍛えるためにそのクラスに所属していました。なので、高校生の時から交換留学にはずっと憧れがありました。
大学に入って、1年生の時に慶應義塾の夏季研修でウィリアムアンドメアリー大学に行きました。そこで交換留学への思いは強くなりましたが、1年生の冬にサークルの幹部となったため、2・3年生はサークルへのコミットメントが必要とされました。また、1年生から中国語のインテンシブクラスに所属しており、3年生まで受け切らないと修了したことにはならなかったので、3年生から交換留学に行くという選択肢はあまり私の頭の中にはなかったです。
交換留学を諦めそうになった時もありましたが、一つ転機がありました。3年生の夏にある会社のインターンシップで4年生からカリフォルニア大学サンディアゴ校(UCSD)に行く先輩と会いました。やはり、交換留学に行きたいという思いが強まりインターンの合間に書類を揃えました。
卒業が1年遅れることになってしまいましたが、両親にもしっかりと話、許可をもらいました。
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トフル(TOEFL)はどうやって勉強しましたか?
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1年生の時に受けたトフルで80点前後を取り、基準点を満たしていました。
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面接で何を聞かれましたか?
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まず最初に名前・学部・学科、そして志望理由を述べるように求められました。
国際政治(東アジア)について学んできたことを強調したら、面接官から「西洋は興味ないんだね。」と嫌な顔をされたので、以前とった西欧外交史の授業で西洋も学んだことを話しました笑
次に質問されたのは慶應義塾で学ぶなかで意識してること?重要だと思うことは?です。
これに対しては、教授が教えたいと思う内容と自分の解釈にずれがないように疑問に思ったことなどは直接聞きに行くようにしています。その受け答えの中で言葉や知識のキャチボールがうまくできるように心がけています。
また、おもてなしボランティアをやっていたことを志望理由に書いたのですが、これに関しては興味を示された程度で深堀はされませんでした笑
英語の質問はありませんでした。
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シンガポール国立大学(NUS)を選んだ理由は何ですか?
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広い視野を手に入れたり。日本を相対化する視点が欲しいと思ったからです。純ジャパなので自分の価値観が日本ベースだって実感していました。そんな日本ベースの視野を一番大きくできるのはシンガポールだと思いました。
今は、日本の視点から国際政治をみています。しかし、日本以外の国、特に東南アジアから見た日本外交史を学びたい。多様な価値観を得て柔軟性やバランス感覚が欲しいと思いました。
シンガポール国立大学(NUS)は100カ国以上から交換留学生が来ています。そこで学ぶことで社会に出て活躍する人材になりたいと思いました。
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エントリーシートには何を書きましたか?
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志望理由書はあまり添削をしてもらっていません。英語の方だけ帰国子女の知り合いに見てもらいました。
留学計画書は第一志望を絞って書きました。
志望理由書の構成は、過去・現在・未来を意識して書きました。過去
①国際学級にいたので英語が向上したこと
②アメリカに短期留学したこと
③中国語もやってきたこと。
④日中関係に大学1年生の時に興味を持って、上海の日本総領事館で勤務してる人にインタビューをしたこと。
⑤インタビューをした人のようになりたいと思ったこと。現在
①今は、憧れの存在には程遠い。
②多様な価値観を得て柔軟性やバランス感覚がかけている。未来
①価値観を共有しあえる柔軟な多様な視点と、コミュニケーション能力を持つ。
②世界中の人と働き、社会に還元できる人材になりたい。これらの要素を入れて留学計画書を書きました。
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シンガポール国立大学(NUS)に期待するものとは?
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いろんな国の人と関わりたいです。NUSの実力がある人と関わって自らの意識も高めたいと思います。
ローカルの人との関わりも忘れたくありません!
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後輩に一言お願いします!
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慶應義塾の交換留学の場合、選考は熱意が必要です。熱意を伝えることに加えて、面接官の教授との言葉のキャッチボールを楽しんください!あと、笑顔。がんばれ!
何かあったら是非連絡してください!
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NUSに交換留学中の由比さんにインタビュー! 履修についていかがでしょうか?
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今期は語学(中国語)含め、3科目履修しています。特にJapanese Studiesの日本の外交についての授業が印象的です。(NUSは日本研究がとても盛んです!)
履修者も15人ほどのセミナータイプの授業なので、現地の学生や他の国の交換留学生の日本の外交に対する意見を聞く機会が多く、とても面白いです。
Essay3本、プレゼン1回、期末テストとなかなかハードですが、取って良かった!と思う授業です。
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NUSに交換留学中の由比さんにインタビュー! 普段の生活はどうでしょうか?
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・空手部に入部
ローカルとも日常的に関われて、かつ日本に興味を持ってる人が多そう、ということで、8月から初心者ながら空手部に入りました。練習は週2回ですが、練習以外にも勉強を教え合ったり(中国語と日本語)、将来のことを話したりできる友達もでき、とても充実した毎日を過ごしています。
他にもエアロビクス部とボランティアクラブに所属しています。
・シングリッシュ
想像以上の早口+なまりに最初は悪戦苦闘していました。特にTutorialの授業では、毎回周りの学生の話についていくのに必死です。4ヶ月経ち、慣れた気もしますが笑 本当に、想像以上です。笑
・交換留学生仲間との旅行
立地と航空券の安さを生かし、交換留学生仲間と東南アジア諸国に旅行することも多いです。私は8月にインドネシア、9月にタイに行きました。
・中国語
シンガポールというと英語メインなイメージがあるかもしれませんが、中国語も英語と同じくらいのウエイトで話されています。例えばタクシーに乗ると、中国語の曲がかかっている、ドライバーは中国語しか話さない、ゆえに中国語会話を20-30分、なんてこともしばしば。
なので中国語も学ぶ私にとっては本当に最適な環境です!
3.まとめ
いかがでしたでしょうか? NUSは慶應の交換留学の中で最も倍率の高い大学の1つです。生半可な出願書類では残念ながら合格が難しいです。
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