〜世界で知ったキャリアの多様性〜 ザンクトガレン大学へ交換留学した慶應義塾生インタビュー「3年、土田慧さん」

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〜世界で知ったキャリアの多様性〜 ザンクトガレン大学へ交換留学した慶應義塾生インタビュー「3年、土田慧さん」
こんにちは!交換留学.com事務局の天野です!
今回は交換留学から”帰ってきた”慶應義塾大学の先輩を取材しました!いままでのインタビューではこれから交換留学に行く慶應の方々を取材し、どうやって選考を通過するかをお聞きしてきましたが、今回はザンクトガレン大学での生活や過ごし方、そして経験や自分の人生がどう変化したかをお聞きしました。
どんな大学生活を過ごされていたのでしょうか?
ぜひご覧ください!
まずは、ザンクトガレン大学がどんなところなのか?見てみましょう!!
1.ザンクトガレン大学とは???
ザンクトガレン大学は1898年にビジネスアカデミーとして設立されました。大学全体として8000人と規模は小さいもののスイス一の経営大学として知られています。ヨーロッパの中でもその地位は高く、交換留学生の受け入れにも積極的です。
2.ザンクトガレン大学に交換留学した理由
学びたいこと(経営ビジネス系・国際政治系)の2つの分野のレベルが高い大学であったからです。2015 financial timesの大学ランキングも参考にしました。実はエラスムスロッテルダムやシンガポール国立大学のほうが志望順位は高かったのですが、選考で落とされました。上記2つの大学もfinancial timesのランキングを参考にしました。
また、なぜスイスを選んだかというと、
・これといった経済資源のない小国ながら一人当たりGDPが世界有数の高さであること、 有名な多国籍企業が数多くあることなどの経済面での面白さ。
・直接民主制を取っている、地方分権がかなり進んでいること。(e.g. 中央政府/地方自治体の財政歳入比が3:1)
・永世中立国でWTO本部や国連支部など国際機関が数多くあることなどの政治面での面白さ。
・4か国語(イタリア語、ドイツ語、フランス語、ロマンシュ語)が母国語であることなどの文化的な面白さ。
これらのスイスの国としての面白さも交換留学先として選んだ理由です。
3.ザンクトガレン大学で経験した文化の違い
キャリア制度の違いです。日本は同年代の人たちがほとんど同じ年に中学高校を卒業し、大学に入学・卒業するように皆が同じキャリアステップを歩くことが常識であるのに対し、ヨーロッパでは各個人が自分たちの経験したいこと・将来像に合わせてそれぞれちがうキャリアステップを歩んでいる。今まで日本で生きてきて前者を当たり前のことだと考えてきた故にこの違いにはとても驚きました。
具体的には、 クルド系難民としてスイスに移住したのち、稼ぎ頭のいない家族を支えるため、高校進学をあきらめて職業学校に入学。のちに投資銀行に3年間務める。その後、改めて大学で体系的に学問を学びたい、という思いから投資銀行を辞めて高校に入学。そして自分の交換留学先の大学に入学した人。
もともと別の大学でプログラミングを学び、その後プログラマーとして企業で働いていた。しかし社会科学を深く勉強したいと考え、企業を辞めて自分の交換留学先の大学に入り直した人。
など、本当に多様性に富んでいました。
交換留学先での授業スタイルの違いも印象的でした。
・日本でよくある一方的な理論講義と違い、授業は非常に相互交流的でかつただ理論を学ぶのみならず、具体的なケースを用いたproblem solving skill(問題解決力)を重視していました。現地の学生らはこれに慣れていたのか、自分の意見やケースに対する解決策を考えだし、それをアウトプットするのが非常に速かったです。最初は自分はこれについていけませんでしたが、段々と慣れてきました。
4.ザンクトガレン大学で得た貴重な経験
交換留学生とのサッカーがコミュニケーションの手段として非常に貴重な経験になりました。
5.帰国後の進路
去年度から所属しているゼミで環境経済学を専門に勉強するつもりです。また、実地経験として、再生可能エネルギーに特に興味があるので、再生可能エネルギー事業を行っているベンチャー企業で長期インターンシップをしています。また、再生可能エネルギーにより地方を活性化する事業を行っている別の企業で1週間のインターンシップをする予定です。また以前から気になっていた環境NGOに所属し、日本の再生可能エネルギー政策に対する政策提言・経済産業省との政策提言などに携わる予定です。
6.交換留学で変わった進路
コンサルや投資銀行など今まで考えてもなかった業界も考えるようになりました。交換留学先の大学のカラーがそういう感じであったためです。
7.後輩に一言
実は自分は最後まで交換留学しようか迷っていました。しかし友達や先輩のアドバイスを受けて
最終的には交換留学することを決めました。この決断は今では正しかったと思います。
交換留学せずに後悔するリスクのほうが圧倒的に大きいから、交換留学してから交換留学の価値を最大化する方法はいくらでもあるから。理由はこの2つです。
もし交換留学しようか迷っている人がいたら、是非とも交換留学することをお勧めします。
8.まとめ
いかがでしたでしょうか? 交換留学自体を迷っておられる方も多くいらっしゃるかと思います。交換留学は第一歩を踏み出すことに意味があります。
しかし、交換留学は語学力の準備に時間かかります。また、交換留学の選考には十分な対策が必要です。
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