〜この学問は日本では勉強できない〜 シドニー大学に交換留学に行く慶應義塾生にインタビュー「3年 荻野レティシアさん」

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〜この学問は日本では勉強できない〜 シドニー大学に交換留学に行く慶應義塾生にインタビュー「3年 荻野レティシアさん」
こんにちは!交換留学.com事務局の天野です!
今回はシドニー大学に交換留学予定の慶應義塾大学の荻野レティシアさんにインタビューさせてもらいました。
みなさんは勉強したい学問が日本で学べなかったり、友人に話しても理解してもらえないものだったらどうしますか?
そんな環境を打破すべく交換留学を決めた荻野さんのストーリーをごらんください!
まずは、シドニー大学がどんなところなのか?見てみましょう!!
1.シドニー大学とは???
シドニー大学は1850年に設立されたオーストラリア最古の大学です。学生数は46000人であり文系から理系まであらゆる学問を学ぶことができます。世界大学ランキングでも45位と高位を獲得しており、非常に学ぶ価値のある大学です。
2.シドニー大学に行く 荻野レティシアさんにインタビュー
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本日はよろしくお願いします!まずは、交換留学に行きたいと思ったきっかけを教えてください。
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私は、小・中・高と日本にあるフランス系インターナショナルスクールに通っていました。インターナショナルな環境で育ったので周りに交換留学や海外の大学に進学する子が多く、自分もいつか留学するんだろうなと漠然と思っていました。また、姉がSFCの卒業生で交換留学でカナダに行っていたのでそんな姉をみて高校のころから大学での交換留学は意識していました。
しかし、大学に入ると1年生のときは楽しくて交換留学を考えなくなった時期もありました笑
2年生になり自分の将来について考えるようになると、大学院で公衆衛生学を勉強したいと思うようになりました。そしてそのために学部の段階から、生物統計学や医療経済学、健康科学など公衆衛生の基盤となる知識を身につけたいと思ったんです。ですが、これらの分野を今の環境では専門的に学ぶことができず、物足りなさを感じていました。
語学や勉強面で相当苦労するとは思いますが、日本での大学生活はもう十分楽しんできたので、1年間海外の名門大学で真面目に勉強に打ち込んでみようと思い交換留学を決意しました。
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トフルはどうやって勉強しましたか?
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リスニング以外はほとんど勉強しませんでした。全てのセクションをバランス良く勉強することが理想的だと思いますが、私は特にリスニングが苦手だったのと、リスニング力を鍛えることでアウトプットセクションの点数も伸びると思ったので。
リスニングは参考書に付属されているCDやトフルのリスニングアプリのレクチャーを繰り返し聞いていました。リーディングに関しては、授業の空き時間に速読の練習をしたり過去問をいくつか解いたりして対策しました。
点数をあげるためには、お金はかかるけど根気強く何度も受験することだと思います!あとは本番と同じ制限時間内で、時間配分を意識しながら過去問をひたすら解いていくのもいいと思います。
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シドニー大学に交換留学する理由とは?
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まず、高校でも大学でも周りに英語をしゃべれる子が多く、自分が英語を喋れないことに対してコンプレックスを持っていました。なので、自分の英語力を伸ばしたいという意欲が強く、英語圏に行くことを目指していました。アメリカの方が公衆衛生は学べるのではないか?という意見もあると思いますが、国として公衆衛生における取り組みにかなり力を入れているため学術面以外にも様々な政策や事例も学べそうだと思い、オーストラリアを選びました。
志望校は、第一志望はメルボルン大学、第二志望はシドニー大学で出願しました。
結果的に、シドニー大学に決定しましたが、公衆衛生においてシドニー大学はオーストラリアの大学の中で最も歴史があり、他の大学と違って学部に所属する必要がないため自由に授業をとることができるのでよかったです。健康科学も、医療における統計学や経済学も勉強できるので、学部の段階で様々な視点から公衆衛生学を勉強できるところに魅力を感じました。
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エントリーシートには何を書きましたか?
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まず、公衆衛生学に興味を持ったきっかけと今どういうことを勉強しているか、将来やりたいことを実現するために何故交換留学する必要があるかを首尾一貫するように書きました。
あとはなぜオーストラリアでなければいけないのかを意識しました。この部分が一番苦労しましたが、どれだけ具体的に書けるかによって志望理由全体の説得力も変わってくるので、出願する大学や国の取り組みなどについてかなり調べました。オーストラリアにおける公衆衛生の重要性や役割について調べ、喫煙率をどのようにして下げたか、同じ英語圏であるアメリカとかに比べて肥満率を下げるためにどのような政策を行っているか。
なぜ日本で勉強するのではダメなのか?ではなくオーストラリアのプラスの面について重点的に書いていきました。また数ある大学の中でなぜメルボルン大学とシドニー大学を選んだかという理由についても書きました。
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面接で何を聞かれましたか?
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面接官は3人で、慶應の教授1人と外国人の面接官が1人、書記の人が1人いました。
最初は日本語で志望理由となぜ、メルボルン大学を第一志望にしていたか?を聞かれました。
そのあとに外国人の面接官に英語で、なぜ今の研究会(データサイエンス研究会)に入っていてヘルスサイエンスなどを勉強したいのか?今、何を研究しているかについて聞かれたので、生活習慣病の要因と対策について統計データを用いて研究していると述べました。そして私は9月入学なので、卒業の時期について延期するのか4年で卒業するのか聞かれました。
最後に再び日本語で自己アピールを求められ、交換留学することで大学に何を還元できますか?と聞かれました。☆シドニー大学に期待するものとは?
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シドニー大学に期待するものとは?
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興味分野である健康科学・生物統計学・医療経済学などを勉強してる人が慶應では周りに1人もいません。そういうことに興味あるっていうと意外だと思われることが多いです。大学には同じ興味分野を持った仲間がいないから、そういう学問について学んでる人と助け合って学べたらいいと思います。
5人に1人が留学生の大学なので、いろんなバックグラウンドを持った学生と積極的に交流したいです。
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後輩に一言お願いします!
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私自身が交換留学するって決断したのが遅く短期間で書類などを仕上げてしまったので、当然ですが余裕をもってやるのが一番ですね笑
あとは周囲の声にあまり惑わされないことも大事だと思います。留学に対する意見は人それぞれで、私自身留学を考えていると言うと周りから色々なことを言われました。周りに何言われてもしっかり自分自身と向き合って意志を持って、がんばってほしいです!
漠然となんとなく交換留学したい人は多いけど、語学力の問題や海外で生活することに対する不安などでどうしようか悩んでる人って多いと思うんです。私自身GPAもTOEFLのスコアも決して高くなかったし海外での在住経験がない分不安も大きくて、かなり悩みました。ただちょっとでも交換留学に興味を持っているのであれば、こんなチャンスは滅多にないので、ぜひ前向きに検討してみてください!
オースラリアに留学したいと考えている人がいましたらできる限りのサポートはするのでお気軽にご連絡ください!
3.まとめ
いかがでしたでしょうか? 萩野さんがおっしゃっているようにぜひ交換留学のチャンスを活かしてください!
そして、書類の作成や志望校の選定には戦略が必要です。
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