〜交換留学への再チャレンジ〜 ヨーク大学に行く慶應義塾生にインタビュー「3年 山本桃子さん」

〜交換留学への再チャレンジ〜 ヨーク大学に行く慶應義塾生にインタビュー「3年 山本桃子さん」
こんにちは!交換留学.com事務局の天野です!
今回はヨーク大学に交換留学中の山本桃子さんにお話をお聞きしました。山本さんは一度短期留学に行き、再度の長期留学をしたかったということで交換留学を決意されたようです。
何事もそうですが、一歩を踏み出してみることが大切ですね!
1.ヨーク大学とは???
ヨーク大学は1963年に設立された比較的新しい大学です。当時は28人と230人の学生が在籍していたようです。その後、学生も増え、現在では16000人の学生が在籍しています。4人に1人が交換留学生という国際性の強い環境で、イギリスでも人気の高い大学です。
2.交換留学にいきたいと思ったきっかけ
もともと海外に興味があったことや高校1年次にアメリカへ短期留学をした経験から、漠然と長期留学に行きたいなという気持ちはずっとありました。
高校1年次のアメリカへ短期留学は、1カ月と短い期間でしたが、自分の“あたりまえ”だったことがどんどん崩れていくのがとても刺激的でした。また、様々な国の友達と話したり、遊んだりして、とても世界が広がったように感じたのを覚えています。一方で英語力不足や、自分の知識不足も思い知って、日本でたくさん学んで、またいつか留学にチャレンジしたいという気持ちがずっと心にありました。
交換留学への出願を決め、具体的に動き始めたのは2年の夏前あたりです。
3.IELTS(アイエルツ)の勉強方法
WritingとSpeakingはIELTS対策の講習に参加し、ListeningはTEDを聞いたりしながら楽しみつつ勉強していました。また、Listeningはスペルミスをしないように、出題されそうな単語のスペルをよく確認していました。
私は、4つのパート(Reading, Listening, Writing, Speaking)の中で、どこかが上がると、どこか下がるということがありました(笑)すべてのセクションで一定のスコアをキープするには、多少の慣れも大事なのかなと思います!
4.ヨーク大学に交換留学しようと思った理由
まず、都会よりも田舎が好きなので、緑あふれる、のんびり、ゆっくりしていそうな大学を探しました(笑)
イギリスは国際関係学発祥地かつ中心地であることや、EUや難民の勉強もできることからイギリスに決めました。EUの良い点を私は今まで勉強してきたので、次はイギリスで逆の立場から勉強してみたいと考えていたこともあります。
また、日本では西洋史を勉強していることもあり、ヨーロッパの街並みが大好きで、ヨークの素敵な写真を見て、心惹かれました!最後の決め手は、ヨークはスイーツの街、特に私の大好きなチョコレートの街と知ったことです。(笑)
美味しそう・・・
5.エントリーシートの書き方
何をしたくて交換留学するのか、どうして慶應・日本を今出なきゃだめなのか、中学・高校・大学と何をしてきたのか、どんなことに問題意識を持ってきたのか、などを1つのノートに書き出して、考えました。自分の軸やアピールポイントを念頭に置いて書きました。また、自分の書いた志望動機や交換留学計画を、批判的に見てみるのも大事なのかなと思います。
6.面接で聞かれた内容
・面接には日本人の面接官の方2人と学事の方が1人いらっしゃいました。
・Q志望理由を簡潔に教えて下さい。
→A. 国際関係学の中心地イギリスで学び、同時に難民やEUについても学びたいからです。
・Q慶應での専攻と交換留学先で学ぶことが異なるけれど、今までの学んだことをどう生かしていきますか。(私は慶應では西洋史を専攻し、ヨークでは国際関係学を専攻します。)
→A.
現在の世界の国際関係の根底には歴史があると私は考えています。世界の”現在”の状況だけを見ても解決できない国際問題が多くあります。歴史について詳しく知っていることが私だからこそ、他の人とは異なる視点から国際関係についてアプローチできると考えています。
・Q交換留学先では具体的にどのような授業を取る予定ですか?
→A.
基本的に提出した交換留学計画に沿って答えました。どうしてその授業が今の自分に必要なのか、日本では十分ではない理由を答えました。
他には
Q国際関係学について慶應で学んだ事を具体的に教えてください。
Q今まで多様性を感じた経験はありますか。
Q将来就きたい職業について
などの質問がありました。
7.ヨーク大学に期待するもの
ずっと世界のトップレベルの人たちに会いたいという思いがありました。勉強はもちろんですが、ボランティア、サークルなど外に出ることも大事にしたいです!
8.後輩に一言
迷ったらぜひ出願してみる事をおすすめします!出願準備にあたって、志望理由や語学スコアなど、たくさんの時間と労力をさくことになるかもしれません。受かっても、落ちてしまったとしても、自分自身のこと、今まで自分が何をしてきて、何を感じてきたのかをじっくり考え直す良いきっかけになると思います!
私も出願にあたって、たくさんの素敵な先輩方にお世話になりました。迷ったり、悩んだり、わからないことがあったら、ぜひ先輩に連絡を取ってみてください!私もサポートします!
9.交換留学に関する履修について ※交換留学中の山本さんに追加でインタビューさせていただきました!
ヨーク大学から合格をもらった時点では、メールで”3年生の授業は履修できません”と言われていました。しかし、実際ヨークに来て、履修登録期間にスーパーバイザーと話したところ、そんなことはなく、むしろ3年生の授業もぜひとりなさい!ぐらいの勢いでした。また、交換留学生が取れないとされている授業も、言えば取ることができます。専攻によるとは思いますが、授業履修については、かなり融通がききます。
10.交換留学先の交換留学生の割合について
特に根拠もなく、政治学科は交換留学生が多いのではないかと想像していました。しかし、この学科に所属する交換留学生は少ないと感じています。特にアジアからの交換留学生は政治学科にはほとんどいません。交換留学生が少ない分、大変なことも多々ありますが、色々な面で鍛えられるなとも感じています。
私が認識している範囲内では、ヨーク大学には”交換留学生向けの授業”のようなものはないと思います。(英語の授業以外)
11.交換留学先の手続きについて
想像はしていましたが、手続き等に関しては適当&遅い、と感じることが多いです。例えば、重要な書類の発行を忘れられていたり、BRP(ビザカード)を紛失されたり、とても悲しいです。(しかし周りの友人は問題がおこってないので、私がアンラッキーなのかもしれません笑) 何かあるとStudent Hub(手続き関係を取り扱っている所)に行きますが、だいたい役にはたちません。まずいと思ったらすぐに自分で動いてなんとかするしかないです。(笑)
12.交換留学先のサークル活動について
日本でいうサークルのことをsocietyと呼んでいます。ヨーク大学にも、freshers weekという日本でいう新歓のような週があり、非常に楽しかったです!多くのsocietyがあります。Dance societyやyoga society, ポケモンGO society や SocieTEA(お茶を飲むサークル)など幅広いです!私も友人とよく参加しています。また、日本よりイベントも多く開催されている印象です。例えば、この間は、キャンパス内で行われたパンケーキを無料で食べられるイベントに参加しました。freshers weekにはキャンパス内に観覧車ができていたりもしました。
12.交換留学先の日常生活について
ヨークは歴史が深く、城壁に囲まれた中世の可愛い街並みが残っています。治安もとても良く、のんびりとしていて、とても心地よいです。困っていることは、強いて言うと、小さめの街なので、服を買うところが限られていることです。キャンパス内ですれ違う人に、その服持ってる!と心の中で言うことが何度かあります。笑
買い物は隣町リーズが栄えていて良いと思います。笑
13.まとめ
いかがでしたでしょうか?
慶應義塾の交換留学においてイギリスの大学の合格には非常に手間がかかります。
そして交換留学は語学力の準備に時間かかります。また、交換留学の選考には十分な対策が必要です。
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